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「香水は、女にとって第二の、それもとびきりセクシュアルな服」。
シャネルの香水は、ココ・シャネルの香水づくりに欠かすことのできない美学・哲学が今も語り継がれ活かされています。
シャネル初の香水は「シャネルNo.5」。
シャネルブランドを世界中に知らしめ、マリリン・モンローも愛用していたことでも有名な香水です。
『この世のものとは思われないほどの美しさ』
を香りに翻訳した作品がNo.5と言われています。
二十世紀初頭、香りはまだあくまでも単一の花々の香りが
主流で体臭をごまかすためにつけることが一般的でした。
ココ・シャネルはそうした香りの使い方に強く疑問を抱き
「香水はあくまでも清潔に香らなくてはならない」。
とエレガンスの仕上げのために使うことに強くこだわりました。
「香りは自分のスタイルを完成させるための雄弁なコスチューム」
「エレガンスは服だけでは完成しない。
香りをつけてこそスタイルは完成する」
ココ・シャネルは調香師エルネスト・ボーに
香水の制作を依頼します。
「女性のための新しい香水を創りたい。私が欲しいのはバラやスズランではなく、複雑に構成された香り」。
ボーは10本のボトルをココ・シャネルに送りました。
その中から選ばれた5番目のフラスコ。
それがシャネル初の香水「シャネルNo.5」です。
シャネルにとって香りは、自己表現するための大切なひとつ。
1920年代に新しいモードのスタイルを提唱したことでも
有名ですがその頃にはシャネルは香水も洋服以上に
重要だともと考えていました。
この香りの普遍性について3代目調香師ジャック・ポルジュが
述べています。
「時の経過とともにその魅力を増していきます。
年月を経るほどに、より、神秘的に、奥深くなっていくのです」。
ココ・シャネルは、「香水をつけない女に未来はない」
という詩人ポール・ヴァレリーの作品を愛したことでも有名です。
1959年1月29日
75才のココ・シャネルが始めてテレビで語ったインタビュー |
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インタビュアー:「女性に香水は必要ですか?」
シャネル:「絶対に欠かせません。香りは存在を印象づける大切なものです。」
「下品な人たちといるなら必要ありませんが、上品な人たちといる時には欠かせません。」
「香水は本当の贅沢です。自分にふさわしい香りを選び、ほのかに香らせるだけで印象が変わります。」
「香水の趣味が悪い女性に未来はないと言い切った詩人ヴァレリーに賛成です。」
「どんな女性にも香水は必要なものです。香水とはその人の個性であり、魅力なのです。」
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ディスカバリー・チャンネル 『シャネル 女王の私生活』より
■1921年 シャネルN°5
シャネル初の香水。今もなお世界一の売り上げを誇る。
■1922〜27年 シャネルN°22、キュイール ドゥ ルシー、
ガ−デニア、ボワ デ ジル
初代調香師エルネスト・ボーがシャネルN°5に次いで生んだ
4つの香水。シャネルの香水哲学の原点。
エルネスト・ボーの遺作ともなった。
■1955年 プール ムッシュウ
初のメンズ香水。完璧主義者であった
2第目アンリ・ロベールが生んだ香水。
フレッシュウッディな香りが、古典と革命を見事に表現し
絶妙な香りのハーモニーを生む。
■1970年 シャネルN°19
シャネル自身が晩年、プライベートに愛用した香水。
彼女の誕生日8月19日にちなんでネーミングされた。
■1974年 クリスタル
シャネルのラッキーシンボルである水晶と光と風から
インスピレーションを受けた香水。
シチリア島のレモンの香りが爽やか。
■1981年 アンテウス
■1984年 ココ
新調香師ジャック・ポルジュが創った最初の香水。
ジャスミン、ローズ、ラストに香るサンダルウッド、
バニラの織り成す甘美な香りのシンフォニーは気高く
幻想的なマドモアゼルのエスプリが生きる
オリエンタルノートが最高。
■1990年 エゴイスト
ジャック・ポルジュ作のメンズ香水。
ポルジュの創る香りは繊細かつモダンで都会的な香りが特徴。
温かみのあるレザー、爽やかなウッディーノートが 絶妙。
メンズで初めて白壇を使った魅惑的な香水。
■1995年 エゴイスト プラチナム
フゼアの香りのエゴイスト プラチナム。
■1996年 アリュ−ル
想像上の花々を含めた6つの香りのファセットのうち、
どれが最初に香り立つのかつけるまでわからないという
香水界の常識や歴史を塗り替えた力作。
未来のフレグランススタイルを予感させた。
■1999年 アリュ−ル オム
■2001年 ココ マドモアゼル
活動的な女性のフェミニティを最新の香料技術を駆使し、
光り輝くようなフレッシュオリエンタルな香りで表現。
爽やかで官能的なパウダリ−のアンビバレントな香りは
21世紀の幕開けにふさわしい都会的な香り。
■2003年 チャンス
新しいボトルデザインで話題に。
シャネルの愛したパールのようなシャネル初の丸いボトル。
ジャスミン、ヒアシンス、ホワイトムスク、ピンクペッパー、
シトラスなど相反する香りの韻律が次々と現れ無限の宇宙や
可能性を表現し新時代を予感させた。
■2004年 アリュ−ル オム スポーツ
■2006年 アリュ−ル センシュエル
女優アナ・ムグラリスの声からインスピレーションを受け
ジャック・ポルジュが創った香水。
官能性を感じさせる彼女のハスキーボイスのように
ミステリアスで深みのある魅惑的な香りに仕上げられた。
■2007年 チャンス オー フレッシュ
フレッシュなシトラスノートや、グリーンノートが際立つ
ウォーターヒヤシンスなどの香りのハーモニー。
はじけるような新鮮な香りは幸福感や生きる喜びを
ファンタジックに表現した新感覚のスパークリング香水。
■2007年 アリュ−ル オム スポーツ コローニュスポーツ
初代調香師:エルネスト・ボー
「シャネルNo.5」を創り上げたロシア出身の天才調香師。
「匂いがすぐに消えない香水」として当時開発されたばかりの合成香料アルデヒドを初めて使用した「シャネルNo.5」は、エルネストの助手がアルデヒド濃度の桁を間違えて10倍入れてしまったことから生まれたというユニークなエピソードも残っている香水。
シャネルNo.5はそれまで花などのわかりやすい香りが主流だった香水に合成香料を加えたことで、今まで知らなかったような香りを世に送り出すことに成功したエポックメイキングな作品。
シャネルNo.5は合成香料のアルデヒド、スズラン、南フランスのグラースという町でできるジャスミン、バラそしてバニラ、アンバー、ムスクといった香料等でできています。
56mlの香水を作るためには3000個ものジャスミンが必要とされるそうです。
1924年、エルネスト・ボーはピエール・ヴェルタイマー&ポール・ヴェルタイマー兄弟によって作られた「シャネル香水会社」のマネージング・ディレクターに就任し、ソワール・ド・パリ(1929年)など多数の有名な香水を作りました。
しかし晩年は不遇で、1961年に南仏の寓居で淋しく80年の生涯を閉じます。
エルネスト・ボーが作った香水
シャネルNo.5
シャネルNo.22
キュイル・ド・ルシイ
ガーデニア
ボア・デシル
ソワール・ド・パリ by ブルジョワ
ブーケ・ド・ナポレオン by ラレー
2代目調香師:アンリ・ロベール
ココ・シャネルが愛用していたことで有名な「シャネルNo.19」を生み出した調香師。
「シャネルNo.19」とは、ココの誕生日、8月19日にちなんで付けられた名前。
アンリ・ロベールが手掛けた香水
シャネルNo.19
プール・ムッシュ
クリスタル
ミュゲ・ド・ボア
3代目調香師:ジャック・ポルジュ
現代の世界3大パフューマーの一人。
プライベート・ルームの美しさ、その完璧なセンスに衝撃を受けたというココの精神を現代へと繋ぎ、シャネルの専属調香師として世の女性を魅了し続けています。
その中でも「アリュール(魅惑)」は香水の歴史を変えたとまでいわれる名香。
伝統ある成分を使って、全く新しい香りを創り出す、文字通りクリエイターの名前に相応しい才気溢れるパフューマーです。
ジャック・ポルジュが手掛けた香水
ココ マドモアゼル
エゴイスト
アリュール
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私の調香師としての役割は、現代の女性のニーズに応え、彼女たちの自己表現の手助けになる香りを探し出すこと。
私の仕事は、この世界から受ける感覚や一瞬の印象を、他のどんなものとも違う全く新しく驚きに満ちた香りにすること。
理想的な香りのアコード、ミステリアスで輝くような美しさをもつハーモニーに出会うために、ありとあらゆるエレメントを組み合わせていきたいと思っています。
シャネルにとって、フレグランスは女性らしさを表現するクチュールの延長線上にあるものです。
フレグランスは、ファッションをあらわす詩であり、ファッションの心を静かに映し出す隠れた鏡なのです。
ー ジャック ポルジュ ー
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